イベント報告

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ここでは、岐阜県森林研究所が関連したイベントの報告を掲載しています。現在募集中の行事の情報は、募集のお知らせをご覧ください。


今年度のイベント報告

ページ内リスト
  • 郡上高等学校の森林科学科2年生の訪問を受けました
  • 森林路網の研究に関する意見交換会を行いました
  • 第2回国研修の伝達研修を行いました
  • 「小田原市片浦財産区議会」の皆様の研修を行いました。
  • 平成25年度 岐阜県森林・林業関係合同発表会
  • 林業技術シンポジウム
  • ボツワナ共和国の研修生受け入れ
  • 美濃市立昭和中学校2年生が職場体験に訪れました
  • 飛騨高山高校の生徒に森林作業道の開設方法を指導しました
  • 国研修(林野庁主催の専門研修)の伝達研修を行いました
  • 岐阜県林業士認定審査を行いました
  • 林業先進国オーストリアで研修を受けてきました。
  • インターン(職場実習生)受け入れ
  • 一位一刀彫関係者の連携に向けた打ち合わせ
  • 岐阜大学フェアin飛騨高山2013出展
  • 岐阜農林高等学校の森林科学科3年生らの訪問を受けました
  • 林業グループ技術交換研修会を行いました
  • 岐阜県森林研究所 研究・成果発表会
  • 平成25年度第1回美濃路クリーン作戦
  • 平成25年度林業普及指導員現地検討会の開催
  • 郡上高等学校の森林科学科2年生の訪問を受けました

    平成26年3月18日(水)に岐阜県立郡上高等学校の森林科学科2年生3名が森林研究所に来訪されました。

    生徒さんらには、まず森林研究所の研究概要についての説明や施設案内を行いました。

    続いて、ニホンジカの生息状況調査のひとつであるライトセンサスの道具の説明や調査結果の報告など,動物調査についての情報交換を行いました。

    研究概要についての説明
    研究概要についての説明




    森林路網の研究に関する意見交換会を行いました

    平成26年3月17日(月)森林研究所講堂において、森林路網関係の研究に携わる研究者と県内の林業普及指導員をはじめとする森林路網の関係者との意見交換会を開催しました。

    話題提供として、東京大学大学院の学生さんからは、補強土壁工法を施工した林道や、大橋式や四万十式と呼ばれる工法で作設された作業道で路面支持力を測定し、作設された箇所の持つ因子(地山傾斜等)や作設速度等による検証・考察について紹介していただきました。

    また、森林総合研究所の研究員からは、作業道の路面を緩やかな上り下りを繰り返す波状の縦断勾配にすることによる排水効果や、竹を用いた排水手法についての紹介、林業専用道の配置計画について話題提供をしていただきました。

    それぞれの話題については、出席者の間で意見交換を行い、研究員が想定していなかった視点からの意見などもいただきました。

    今後、我々もこの会で出た意見を参考に、より現場ニーズに即した森林路網研究を進めていきたいと思います。

    東京大学大学院生による話題提供 森林総合研究所研究員による話題提供
    東京大学大学院生による話題提供

    森林総合研究所研究員による話題提供




    第2回国研修の伝達研修を行いました

    平成26年2月25日(火)森林研究所講堂において県内の林業普及指導員が林野庁主催の専門研修、海外研修、林業機械展示実演会、准フォレスター集合研修で学んできたことを他の林業普及指導員等に伝達する研修会を実施し、林業普及指導員及び関係職員31名が出席しました。

    研修では、11月の専門研修に出席した林業普及指導員から「木材産業・木材利用に関する取り組み」について、最新の技術や情報を提供してもらいました。

    また、9月に海外(ドイツ、スイス、オーストリア)研修へ参加した2名の林業普及指導員から各国における森林・林業への取り組み状況等を報告してもらい、情報提供では、11月に埼玉県で開催された森林・林業・環境機械展示実演会で展示された最新の林業機械や作業服の情報等を報告してもらいました。

    出席者からは、ドイツと日本の森林経営計画の違いや岐阜県の林業にとって海外から何を学ぶべきかなど今後どのように係れるかなどの質問がありました。

    今後は、この研修で学び習得した知識や技術を踏まえ、各普及指導区での林業事業体等に対する指導・支援に役立てていただきたい。

    研修等で学んだ内容を説明する林業普及指導員 研修等で学んだ内容を説明する林業普及指導員
    研修等で学んだ内容を説明する林業普及指導員




    「小田原市片浦財産区議会」の皆様の研修を行いました。

    平成26年2月13日(木)に小田原市片浦財産区の皆様に来所いただき、高齢級林の間伐技術と人工林の林内を活用した山菜やきのこの栽培技術について、皆様に説明させていただきました。その後、活発な質疑、意見交換がありました。

    今回の研修が、財産区の森林管理の参考になれば幸いです。

    高齢級林間伐技術 山菜の栽培技術
    高齢級林間伐技術

    山菜の栽培技術

    キノコの栽培技術 意見交換
    キノコの栽培技術

    意見交換




    平成25年度 岐阜県森林・林業関係合同発表会

    平成26年2月7日(金)に関市のわかくさ・プラザ多目的ホールにおいて本年度の研究・成果発表会を開催しました。当日は県内外から森林・林業関係者をはじめ建設業、森林関係NPOなど220名の方々に出席いただきました。今回は、森林・林業関係合同発表会として当所の発表だけではなく、林業改良普及員の普及活動実績発表(4題)と森林文化アカデミー学生の課題研究発表(1題)、農林高校生の課題研究発表(2題)、さらに岐阜森林管理署の業務発表(1題)も行われました。

    森林研究所では林業先進国であるオーストリアの森林・林業の現状についての発表、岐阜県産少花粉ヒノキのさし木技術の開発についての発表の計2題を行いました。

    また、ロビーでは、森林研究所のこれまでの研究成果をパネルやパンフレットにて紹介いたしました。

    出席者の方々からは講演や発表に対する質問や意見をいただきました。森林研究所では、いただいたご意見を参考にしながら今後も岐阜県の森林・林業のために調査研究を進めてまいります。

    発表風景 ロビーでのパネル展示
    発表風景

    ロビーでの展示




    林業技術シンポジウム

    平成26年1月23日(木)、公設林業試験研究機関の集まりである全国林業試験研究機関協議会が主催する「第47回林業技術シンポジウム」に出席し、研究成果発表とパネルディスカッションをしてきました。

    成果発表のタイトルは「急傾斜地におけるヒノキ・コンテナ苗の植栽と低コスト化に向けた課題」でした。新しい育苗技術として注目されているコンテナ苗(マルチキャビティコンテナを使って育苗した根鉢付き苗)が、岐阜県の急傾斜地に適応できるのかどうか、植栽効率の面から検討したものです。コンテナ苗はまだ新しい技術です。様々な条件での調査事例を系統的に解析することによって、適応範囲を明らかにする必要があります。

    午後からは「これからの森林施業を考える」と題したパネルディスカッションでパネラーを務めました。林野庁や国の研究機関の方と同席で大変緊張しましたが、造林・育林分野の研究者として、目指す森林の姿を想定しながら的確な施業を選択する必要があることをコメントしました。

    森林研究所は、昨年、一昨年と会長県としてこのシンポジウムを企画する立場で、舞台袖でシンポジウムの運営や進行をはらはらしながらこなしていました。今年は舞台上から、昨年までとは違った種類の緊張感と胃の痛さを味わうことになりました。

    研究成果発表の様子 パネルディスカッション
    研究成果発表の様子

    パネルディスカッション




    ボツワナ共和国の研修生受け入れ

    森林研究所では、平成25年12月12日に、JICA(独立行政法人国際協力機構)の要請により、ボツワナ共和国の研修生3名を受け入れました。

    ボツワナでは、森林火災や薪炭材の過剰摂取などにより森林減少が続いています。今後、ボツワナ国内で森林資源の把握と持続的な森林管理を行うために、森林局の職員が来日され、森林GIS、リモートセンシング、森林調査の手法を学んでいます。

    森林研究所では、ヒノキ林の固定調査地で、調査地の選定やその維持管理、調査方法を学びました。さらに、調査データの解析方法についてコンピュータを利用して実習しました。

    業務でいつも行っている森林調査ですが、私たちの拙い英語でちゃんと伝わったでしょうか?また、ボツワナでは平坦地が多いため、研修生は急傾斜地での調査に驚いた様子でしたが、基本的な森林調査の方法は共通しています。今回の研修がボツワナでの森林管理の現場で生かされることを望みます。

    樹高測定 研修終了後
    樹高測定

    研修終了後




    美濃市立昭和中学校2年生が職場体験に訪れました

    美濃市立昭和中学校2年生の職場体験で、生徒2名を11月6日(水)、7日(木)の2日間受け入れました。

    担当の職員から初日は、ヒノキの挿し木とナラ枯れについて、2日目は、森林内の測量とシイタケの栽培方法について学びました。

    研究の現場で森林に関する知識を身に付け、将来の進路選択の参考になれば幸いです。

    シイタケの栽培方法 シイタケの栽培方法査



    飛騨高山高校の生徒に森林作業道の開設方法を指導しました

    11月5日(火)に、飛騨高山高校 環境科学科2年生の森林土木を専攻する生徒22名を対象に森林作業道の開設方法を指導しました。

    高山市清見町牧ヶ洞地内の高校演習林において、高校が所有するドラグショベル(バックホー)を使用し、「切り・盛り」によって路体を作る方法を指導しました。

    乗り慣れない重機を操作することに最初は緊張していた生徒たちも、人力では到底できない作業を自分が操作する重機がどんどんこなしていくと、徐々に笑顔がこぼれてきました。

    彼らの中から将来、岐阜県を代表する森林作業道作設オペレーターが育つことを期待したいです。

    運転席の生徒の隣で熱血指導中
    運転席の生徒の隣で熱血指導中




    国研修(林野庁主催の専門研修)の伝達研修を行いました

    平成25年9月26日(木)森林研究所講堂において県内の林業普及指導員が林野庁主催の専門研修で学んできた事項を他の林業普及指導員等に伝達する研修会を実施し、林業普及指導員及び関係職員31名が出席しました。

    研修では、5月〜9月の専門研修に出席した6名の林業普及指導員から「路網整備技術」、「集材架線技術」、「チェンソー指導者技術」、「木材産業・木材利用に関する情報」、「森林施業技術」について、最新の技術や情報を提供してもらいました。

    出席者からは、作業の効率性に関する質問や学んできたことを現場でどう生かすかなど今後を見据えた質問も投げかけられました。

    今後は、この研修で学び習得した知識や技術を踏まえ、各普及指導区での林業事業体等に対する指導・支援に役立てていただきたい。

    研修で学んだ内容を説明する林業普及指導員
    研修で学んだ内容を説明する林業普及指導員




    岐阜県林業士認定審査を行いました

    岐阜県林業士認定審査は隔年で実施され、「育苗」、「育林」、「素材生産」、「製材」の4部門に県内の森林組合や林業事業体、建設業者などの技術者56名が受験しました。

    平成25年7月3日(水)森林研究所講堂と森林文化アカデミーテクニカルセンターにおいて筆記試験が行われ、その合格者は平成25年8月28日(木)〜平成25年9月11日(水)に各部門に分かれて実技を行い、担当職員が試験班員として審査しました。

    審査内容は各部門で異なり、「素材生産」はアイスプライスと伐木・造材、「育林」は間伐の選木及び伐木、「育苗」は播種・床替え・病害虫判断等の知識と技術、「製材」は丸太1立方を製材など、専門的な技術を実際に実演してもらいました。

    受験生の中には、日頃の技術を存分に発揮して正確に伐木・造材や製材を行う者もいれば、緊張の余り一番大切な安全確認の合図等を忘れる者もいました。

    今回は林業に関する優秀な技能を判定する審査でしたが、受験生一人一人が各専門分野における基本的な技術を学び、「不安全な行為」や「実施すべき安全行為」を今一度再確認してもらい今後の仕事に生かしてもらいたいです。

    チェーンソーの整備状況を審査する職員 伐木・造材審査
    チェーンソーの整備状況を審査する職員

    伐木・造材審査

    床替え技術審査 製材技術審査
    床替え技術審査

    製材技術審査




    林業先進国オーストリアで研修を受けてきました。

    平成25年9月1日から5日まで、オーストリア連邦森林・自然災害・景観研究研修センター(BFW)の拠点の一つであるオシアッハ森林研修所で、林業先進国における森林・林業施策などについて学んできました。

    【学んできた内容(抜粋)】

    岐阜県では森林資源が充実し、木材は、建築用材だけでなく、今後はエネルギー資源など様々な利活用が図られていきます。このようななかで、林業先進国オーストリアに少しでも近づけるように林業事業体等の指導に取り組んでいきたいと思います。

    講義風景 機械メーカー(KONRARD)視察
    講義風景

    機械メーカー(KONRAD)視察

    最後まで残す木(将来木) バイオマス発電に利用する木材
    最後まで残す木(将来木)

    バイオマス発電に利用する木材




    インターン(職場実習生)受け入れ

    平成25年8月26日(月)〜8月30日(金)、岐阜大学応用生物科学部生産環境科学課程3年の学生さん(2名)をインターン(職場実習生)として受け入れました。学生さんには、森林研究所の仕事の一部を体験していただきました。

    内容は、キノコの栽培環境調査、林床における山菜などの生育調査、ニホンシカの生息状況調査、作業道の法面浸食調査、ヒノキ林の毎木調査と成長解析など多岐に渡りました。実習では、単に仕事内容を体験してもらうだけではなく、今後の卒業研究の参考になるように、研究内容の紹介や調査や作業の目的をしっかりと説明しました。

    最終日には、職員との意見交換会を行い、その中で「獣害に興味があって参加したが、いろいろな分野のことを知ることができて良かった。」、「森林に関することが学べると思って参加したが、人工林の成長に特に興味をもった。」など、率直な感想が聞かれました。また、インターン修了書の授与が行われ、5日間の研修が終了しました。

    今回の実習が卒業研究や今後の社会生活において何らかの糧になれば幸いです。今後のご活躍をお祈りしています。

    ヒノキ林の毎木調査 キノコ栽培施設の環境調査
    ヒノキ林の毎木調査

    キノコ栽培施設の環境調査

    職員との意見交換会 修了書の授与
    職員との意見交換会

    修了書の授与




    一位一刀彫関係者の連携に向けた打ち合わせ

    平成25年8月29日(木)に、高山市内で一位一刀彫の原材料であるイチイ材の安定確保に向けた関係者の打ち合わせが実施されました。この会で、一位一刀彫を製造している飛騨一位一刀彫協同組合、伝統的工芸品を所管する岐阜県地域産業課、国有林を管理する中部森林管理局技術普及課と飛騨森林管理署、森林教育を行っている岐阜県立森林文化アカデミー、そしてイチイの管理方法を調査研究している岐阜県森林研究所と、一位一刀彫に関連する「川上から川下まで」の関係者がはじめて一緒に集まりました。

    はじめに、一行で国有林内のイチイ人工林を現地踏査、一位一刀彫の原材料としてのイチイの形質と現在の生育状況を確認しました。その中で森林研究所は、過去に国有林内で行ったイチイ高齢林の研究事例を紹介し、一位一刀彫の材料として適した材質のイチイを生産するための管理方法を説明しました。夕方には一位一刀彫や原材料問題に関する現状についての理解を深め、関係機関の連携の道を探る会議を行いました。

    今回の打ち合わせで、関係者一同が伝統的工芸品・一位一刀彫のおかれている現状や県木イチイの材料確保の大切さを再認識しました。森林研究所では、今後も持続可能な利用のためのイチイの管理方法を開発することによって、一位一刀彫の生産基盤確保に貢献していきます。

    イチイは枝下高管理が重要 スケール感が狂います(宮の大イチイ)
    イチイは枝下高管理が重要

    スケール感が狂います(宮の大イチイ)

    連携の道を探ります 穏やかな表情の翁(皆がこうなりますように)
    連携の道を探ります

    穏やかな表情の翁(皆がこうなりますように)




    岐阜大学フェアin飛騨高山2013出展

    平成25年8月22日(木)に、岐阜大学と高山市が主催する「岐阜大学フェアin飛騨高山2013」に行ってきました。これは、岐阜大学や岐阜県の公設試験場が日頃行っている教育、研究、地域貢献活動の成果を広くご紹介するイベントです。

    岐阜県森林研究所では、「一位一刀彫の原木確保に向けた県木イチイの管理方法」と題して、飛騨地域に因んだ一位一刀彫とその原材料であるイチイ(県木でもあります)の枯渇問題、その対処方法に関するポスター発表を行いました。

    会場には、地元企業の方、進学を考えている高校生たち、熱心な市民の方など多くの方が訪れ、一位一刀彫はイチイでしかつくれないこと、イチイの資源が枯渇していること、イチイの育成にはとても長い時間がかかることを説明すると熱心に耳を傾けていました

    岐阜大フェア イチイの成長は遅い
    岐阜大フェア

    イチイの成長は遅い




    岐阜農林高等学校の森林科学科3年生らの訪問を受けました

    平成25年8月20日(火)に岐阜県立岐阜農林高等学校の森林科学科3年生ら10名が訪れました。岐阜農林高校は、文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されています。SSHは、高等学校における先進的な科学技術や理数系教育を通して、将来国際的に活躍し得る科学技術人材等の育成を図ることを目的とする事業です。

    生徒さんらには、まず森林研究所の研究概要についての説明や施設案内を行いました。続いて、「森林の埋土種子の調査方法」や「ニホンジカの被害対策」、「キノコの液体培養方法」について、学校で行っている研究の方法や問題点を紹介してもらい、当所の研究員がそれらの対処方法などについて提案するなど、熱心に意見交換を行いました。

    森林研究所の研究概要についての説明 キノコの液体培養方法
    当研究所の研究概要についての説明

    キノコの液体培養方法




    林業グループ技術交換研修会を行いました

    平成25年7月31日(水)県内の林業グループ員を対象に森林資源としての木材を余すことなく有効利用する技術を学ぶ技術交換研修会を開催し、林業グループ員と県・市職員併せて66名が出席しました。

    研修会では、岐阜県立森林文化アカデミーの廣田桂子准教授から「地域の森は宝ものだらけ「もったいない」が通じる建築分野」と題して一見価値がないと思われた材にも価値があり、木材は活用する方法が色々あることを教えていただき、そのコンセプトを踏まえて建設した美濃保育園(美濃市)を視察しました。

    林業グループ員からは、木がふんだんに使われており気持ちが良い、工夫すれば木材も有効利用できることが分かったなど、貴重な意見をいただきました。

    今後は、地元市町村とのつながりが強い林業グループ員が、積極的に地元の公共施設への地元材の利用をPRしてもらいたいです。

    廣田先生の話を聞く林業グループ員 県産材がふんだんに使われた美濃保育園
    廣田先生の話を聞く林業グループ員

    県産材がふんだんに使われた美濃保育園




    岐阜県森林研究所 研究・成果発表会

    平成25年7月19日(金)に岐阜県中濃総合庁舎において本年度の研究・成果発表会を開催しました。当日は県内外から森林・林業関係者をはじめ建設業、森林関係NPOなど154名の方々に出席いただきました。

    発表会では、岐阜大学 応用生物科学部助教 安藤正規氏による講演「ニホンジカとどのように関わるか」に続き、県森林研究所の研究成果から3題(保護1題、育林1題、利用1題)を発表しました。

    出席者の方々からは講演や発表に対する活発な質問や意見をいただきました。森林研究所では、いただいたご意見を参考にしながら今後も岐阜県の森林・林業のために調査研究を進めてまいります。

    なお、平成26年2月には、本年度第2回目の研究・成果発表会を予定しています。詳細が決まり次第このHPでも、ご案内させていただきます。

    所長あいさつ 質疑応答
    所長あいさつ

    質疑応答




    平成25年度第1回美濃路クリーン作戦

    平成25年6月6日、森林研究所の周辺道路等にて「平成25年度第1回美濃路クリーン作戦」を実施しました。この活動は、「美しいふるさと運動」推進のために、県職員が各地で行っているものです。

    当研究所では、勤務時間が終わったあと、火ばさみとゴミ袋を手に、道ばたに捨てられている空き缶やタバコの吸殻などを収集しました。

    クリーン作戦 クリーン作戦



    平成25年度林業普及指導員現地検討会の開催

    平成25年6月5日(水)に各農林事務所の林業普及指導員(21名)を対象に現地検討会を開催しました。今回のテーマは「基準書に基づく調査及び判定」としました。新たに「岐阜県天然更新完了基準書」が定められたため、普及員が共通認識をもち、市町村への支援や指導ができることをめざしています。

    当研究所の研究員を講師に、午前中は座学、午後は現地で調査プロットを設定し、調査結果に基づき天然更新の完了判定を行いました。結果は完了基準を満たす結果でありましたが、今後、競合する植生(シロモジ等)に被圧され、高木性の樹種が衰退する可能性もあります。天然更新は不確実なものであり、状況によっては、その後の経過をみる必要があることも学びました。

    現地の概要、調査方法等の説明 樹高の測定(50cm以上かつ隣接する競合樹種の高さ以上が必要)
    現地の概要、調査方法等の説明

    樹高の測定(50cm以上かつ隣接する競合樹種の高さ以上が必要)




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