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今年1年間、岐阜県森林研究所のwebサイトをご覧いただき、ありがとうございました。
早いもので、2011年も残すところあとわずかとなりました。そこで、今年も恒例の「岐阜県森林研究所 5大ニュース」を選んでみました。
さあ、どのようなできごとがランクインしているでしょうか?
平成23年2月16日(水)、東京で開催された全国林業試験研究機関協議会が主催する「第44回林業技術シンポジウム」の席上で、水谷和人研究員(森林資源部長)が「食用キノコの生産技術に関する研究」に関する業績で第23回研究功績賞を受賞しました。この受賞を励みにして、今後も当研究所では県内のキノコ生産者の方々に役立つ技術の開発に努めたいと思います。
ナラ枯れ被害は依然として拡大しており、新たな防除技術の開発が求められています。 そのため、森林研究所ではナラ枯れ病の病原菌を伝播する害虫(カシノナガキクイムシ)を駆除するため、環境への影響が小さい天敵線虫を利用した防除法について研究しています。 今回、飛騨地域でおこなっている試験の内容がNHKで放映されました。
ぎふチャンテレビ「NEWS 5 PLUS」の木曜日コーナー「市町村プラス」に生出演しました。森林研究所で、平成21年から2年間実施した、重点研究課題「キノコ菌床栽培における収益性向上に関する研究」について、キャスターから質問を受けました。エリンギやブナシメジなどのキノコ栽培で、オカラを使用すると収量が増えることや一度使った菌床が再利用できることに対して興味をもたれました。
県の組織改編で4月1日から林政部所属の機関となりました。森林を研究対象とする当研究所は、これまでも林政部と連携しておりましたが、今まで以上に連携を密に研究業務を行っていきます。
県庁前芝生広場(岐阜市薮田南)で行われた「森と木とのふれあいフェア2011」に今年も出展しました。ブースでは、森林や森林研の研究内容を知ってもらう「森林研クイズ」を実施し、回答者には「葉っぱのしおり」をプレゼントしました。初日が雨だったにもかかわらず来場者は家族連れを中心に1100人を超え、大盛況でした。
2011年の5大ニュースは、いかがだったでしょうか。ランクインしたニュースの内容をながめてみると、今年の森林研究所は、研究活動が外部から注目されることが多かったようです。
さて、来る2012年はどんな一年になるでしょうか。本年はウサギのように試験地を駆けめぐりました。来年度は龍のごとくホームページのアクセス数が上昇することを祈りつつ、みなさま、よいお年をお迎え下さい。