岐阜県森林研究所
2006年の10大ニュース
2006年も岐阜県森林研究所のwebページを閲覧頂き,ありがとうございました。
さて,今年1年間,当研究所で起こった出来事を職員でピックアップして,10大ニュースを選定しました。さあ,どんなことが印象に残っているのでしょうか。
1位:天皇・皇后両陛下に研究成果をご説明
全国植樹祭で中島主任研究員(5月21日)
- 森林研が取り組んだ「シデコブシの遺伝的多様性」について両陛下にご説明いたしました。陛下からは「研究頑張ってください。シデコブシの美しい花を守ってください。」とのお言葉を賜りました。
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2位:ちびっこ達でにぎわう・木の葉のしおり作り
森と木とのふれあいフェアに出展(10月28〜29日)
- 森と木とのふれあいフェア2006に参加しました。カエデやブナの葉をラミネーターに挟んで栞を作りました。2日間で580人余の人が訪れ大盛況でした。
3位:県内試験研究機関の連携プロジェクト始動
森林研は2課題に参加(4月)
- 岐阜県の試験機関が連携する研究課題が今年から始まりました。それぞれの機関が専門分野を活かし共同で取り組みます。今後の成果が期待されます。
4位:ナラ枯れ被害拡大
森林研への期待高まる
- 平成10年に岐阜県での被害が確認された「カシナガ被害」が拡大しています。新聞で幾度も取り上げられました。森林研では効率的な予防対策の研究に取り組んでいます。
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5位:一般県民の参加多数
研究成果発表会・講演会開催 (7月21日)
- 研究成果4題と王子製紙植林部長 本橋利文氏の講演を行いました。7月の開催は初めてでしたが、参加者には好評でした。
6位:積雪地帯のスギ不成績造林地の取扱いで学位取得
横井主任専門研究員20年間の研究成果実る(3月)
- 飛騨地域におけるスギの不成績造林地の取扱いを課題に研究に打ち込んできた横井主任専門研究員が博士号を取得しました。
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7位:山村地域振興に期待
ホオノキ茶製造法の特許を取得(10月27日)
- 特許庁に申請していた「ホオノキ葉の加工品およびその製造方法」の特許を取得しました。製品化への取り組みも進められています。新たな地域振興につながることが期待されます。
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8位:科学への興味津々
美濃中学生が職場体験(11月7〜9日)
- 美濃中学校2学年の職場体験学習として、3名の生徒を受け入れました。植物のDNA分離や薄層クロマトなど研究で行っている作業の一部を手伝いました。
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9位:地元中学生がモノレール実証試験を見学
加子母中学校生ら140人(5月24日)
- 土地改変のない間伐材搬出法として取り組んでいるモノレールの公開実証試験に地元中学生(2年生35人)や林業関係者など140人が参加しました。
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10位:中国江西省から研修生
森林の調査方法を学ぶ(8月28日〜9月1日)
- 江西林業科学普及センターの金暁鵬さんを受け入れました。試験地設定から室内での集計まで一連の方法を研修しました。中国での活用が期待されます。
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その他にもこんなことがありました。
○産・学・官による企業化を検討
NPO東海地域生物系先端技術研究会が来訪(9月27日)
- 産学官による企業化を進めるNPO法人が森林研を視察しました。これまで研究の中で得た、成分解析手法や人の緊張度を計測手法を説明しました。
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○京都府立農業大学校学生ら来訪
研究成果や施設を学ぶ(5月31日)
- 京都府立農業大学校(学生39名、教師7名)の視察がありました。花卉や畜産を学ぶ学生もいるため、組織培養などの取り組みを説明しました。
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○研究成果が取り上げられる
公立林業試験研究機関研究成果選集vol.3に2課題(3月)
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- 研究成果選集vol.3(全文です)
- 成果選集15-16ページに掲載された「林内景観の整備のしかたと考え方」
- 成果選集37-38ページに掲載された「ホンシメジ培地の林地埋設後5年間の子実体発生状況」
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