軸組木造住宅の木質系接合施工仕様書
第3版

−金物を使わない地域性豊かな木造住宅を目指して−

 地方の工務店は、今回の建築基準法の改正により、今まで使ったこともない大きな金物を付ける現場が多くなり、戸惑いを隠せないでいるのではないでしょうか。阪神・淡路大震災を経て、軸組木造住宅の耐震性能を向上させるためには仕方がないと言い切ってしまえば、ただそれだけのこと。でも金物だらけになることに何かためらいはないでしょうか。
 一見国産材を使った健康で地域性豊かな住宅が、よく見れば大きな金物で接合部を固め、壁は全て合板で固めているというのでは、何か殺伐としたものを感じざるを得ません。伝統構法による方法も一方ではあるものの、制度面で実施に困難が多く、どう見てもまだ一般的ではありません。込み栓、木製筋かいプレート、ホールダウン貫の木質系各パーツを組み合せ、改正基準法の耐力に対応させて提案した「軸組木造住宅の木質系接合施工仕様書」を一度ご覧ください。今、地方の一林業試験場から発信するこの提案に賛同し、地域発の住宅を具体化してみてはいかがでしょうか。

キーワード:筋かい 筋違い 筋交い 木製 込栓 込せん 在来軸組住宅 地域 地方 耐震性 安全 建築基準法 接合 仕口 耐力壁 木組み 森林 林業

現在、指定機関では試験をしていません。設計者側で対応しなければなりません。

更新日追加項目
第3版
2003.06
試験データ項目中の
○こみ栓位置による性能比較
○背割有無・方向別性能比較
○短期許容せん断耐力およびN値の訂正
第2版
2001.06
○ヒノキ柱の込栓結合
○45mm厚ホールダウン貫と使用例
○金物に準じた計算事例
○試験データ項目
第1版
2001.04.12
○仕様書を公開

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