平成25年度に取り組む研究課題

(岐阜県森林研究所) 水谷 和人



今年度の研究課題

森林研究所では、県民・産業界のニーズに合致した研究開発を実施しており、今年度は11課題の研究に取り組みます。研究課題は、資金の種類によって、県費で対応する県単の課題と、国に研究提案を行い獲得する資金など外部資金を活用した課題とに区分され、それぞれ7課題と4課題となっています。この他に、企業からの受託研究にも取り組んでいます。

県単の課題は、異業種・異分野の連携が不可欠な研究課題について、県独自の産学官連携体制を構築し、県のコーディネートにより取り組む「連携型研究開発プロジェクト」、研究開発の目標や達成年度を明確にし、戦略的に実施する「重点研究課題」と、地域のニーズに即応し機動的に対応する気配り型の「地域密着型研究課題」に分かれます。プロジェクト研究や重点研究は予算規模も大きく、その分より具体的で現場で役立つ大きな成果が要求されます。

また、外部資金の獲得に向けても努力をしています。県財政が厳しい折、県単独の予算で課題化できるものは限られるためです。ただ、地域の課題は外部資金の採択に向かないものが多く、頭を悩ませています。

いずれの課題も課題設定時から定期的に外部機関等の評価を受け、研究計画や研究の進捗状況が管理されています。

  
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技術移転の取り組み

研究成果は、技術指針やツールを作成するなどして技術移転に努めています。これら研究所の試験・研究によって得られた知見や技術をいち早くわかりやすく伝えるために、ホームページで公開しています。新着情報は毎月2〜3回更新しており、多くの方にアクセス頂いています。平成24年度のアクセス数は約61万件に達しました。

  
平成25年度森林研究所研究課題一覧表(H25.4.1現在)